性別が720種類もある粘菌モジホコリ

 

性別って何やろか?

 

先ずは下の記事をお読みください。 

 ↓

『性別が720種類で、脳がなくても学習!?謎の生物「ブロブ」にまつわる、5つの疑問』

 

 

性別が720種類で、脳がなくても学習!? 謎の生物「ブロブ」にまつわる、5つの疑問

性別が720種類もあり、脳がなくても学習し、半分に切断されても2分で自己治癒する──。そんな奇妙な生物が、パリの動物園で展示されて話題になっている。この「ブロブ」と呼ばれる生物は単細胞の粘菌の一種であるモジホコリ。その謎に満ちた生物に関する5つの疑問にお答えしよう。

 

 

これは、昨年(2019年)10月に出されたものです。

 

 詳しくは全文を読んでいただくとして

 

ちょっと面白いと思ったところを二か所だけ引用してみます。

(以下青字が引用部分)

 

 

ブロブには720種類近くの性別があるため、大きな注目を集めている。

フィサルムにおいて、性は複数の変種体に表れる一連の遺伝子によって決定される。

モジホコリは胞子を放出することで繁殖するが、その胞子が生殖細胞となる。

生殖が成功するには、これらの生殖遺伝子の変異体を内包するふたつの生殖細胞が出会えばいい。

 

 

 

モジホコリと戦えば勝てるかもしれないが、その思考能力は人間を凌駕する可能性がある。

神経細胞も脳もないが記憶をもつと思われ、新しいことも学習できるのだ。

~中略~

奇妙なのは、記憶の形成に通常なら欠かせない生物学的な要素をもたないにもかかわらず、

モジホコリが記憶を獲得しているように思えることだ。

進化の過程での学習能力の発展に関する疑問や、

「認識」の定義を拡大して人類以外も含めるべきなのかという疑問がもち上がる。

 

 

 

上の記事は、

 

「ブロブ」と呼ばれる“生物”、単細胞の粘菌の一種であるモジホコリの黄色い塊が、

 今後の人類のロールモデルとしてヒントの源になるのではないか

 という趣旨で書かれています。

 

 

口や目、脳がないにもかかわらず、記憶し、考えることができるという事実と

性別が720種類もあるという事実。

 

私たちが普段「記憶」「思考」と思っていたものは何だったのか、と

逆に考えさせられます。

 

また、性別に関して、広がる妄想を書いてみると・・・

オス・メスではない「性」というものの存在の発見(創造)へとつながるかも。

 

(両性具有もオス・メスであることに変わりはないので、それとは違う。)

 

 

飛躍したことを書くけれど

もしも人間が、この先、一人一性を獲得したなら

自分以外は全員「異性」ということになります。

 

 

これは、従来の「自己」と「他者」の関係とは似て非なるものです。

 「他者」は、「自己ではないもの」として、何人いても一括りに扱えますが

一人一性の場合の「異性」は、相手も独立した「一性」を獲得した者なので

決して一括りにはできません。

 

このことを考えると面白いなあ~と、思います。

うん、めっちゃオモロイです。

 

そんなことがあるかないか、は別として

どんなにあり得ないと思われることでも

想像して考えてみることはできますものね。

 

自分一人で

ふむふむ、ニヤリ・・・なんてね。

 

Xジェンダーが社会的に認識され始めているということは

つまり、社会に多性別が現象化してきたってことかもですよね。

 

モジホコリが記事で取り上げられて有名(?)になるのも

そういう未来への示唆というか、

既に出来上がりつつあるものの現象化と言えるかもですよー。

 

 

 

2020/7/2